お城で食べる“王子様のメニュー”

私たちを乗せたミニバスは細い山道をエズに向かって登る。ドライバーが左ハンドル&マニュアルに慣れたせいか、私が崖側に座っていなかったせいか、お祈りなど必要なく景色を眺めた。

ライバルレストラン、シェーヴル・ドールの前を通り過ぎ、「この当たりのはず・・・」と見回すと、シャトー・エザの車係が現れた。
「ここからは徒歩で行ってください。車は僕が預かります」
洞窟のような入り口を入ると、空と地中海とヨットの絵のような光景が広がった。

シャトー・エザ眺め

ここで、誰が景色が見える側に座るかで揉めそうだが、女性が「運転する男性3人を景色側に座らせてあげよう」と寛大さを見せ、男性側は「いやいや、君たちこそ眺めのいい側に・・・」などと遠慮せず、あっさり席が決まった。

席に着くとまずアペリティフ係がやってきた。運転する人がいるからいい、というと次に“水係”がやってきた。
水を決めると、次にメニューを持った女性がやってきて、「Menu du Château/城のメニュー(52ユーロ)とMenu du Prince/王子のメニュー(62ユーロ)があるけど、自分は心からプリンスをお奨めする」
王子のほうがお城より高いんだ。みんな同じものを頼まなくてはいけないので「では全員王子様!」
次にソムリエがやってきた。ワインリストを開いて「あっ?!」
掛け率がすごく高い。手頃な値段のメニューで釣って、ワインで稼ごうというテね。

通常レストランでは、卸値10ユーロのワインは約3~4倍になる。でも、ワインの値段が高くなるほど掛け率は低くなるから、卸値100ユーロのワインはレストランでは2~2、5倍になるはず。ここでは高いワインも掛け率が5くらいの感じ。いやはや・・・
崖から落ちず生き延びたことを祝って、高級シャンパンDeutzを1本取って、最後まで持たせることにした。190ユーロ!でも7で割れば「ま、いいか」という値段にる。

さて突き出し:ヒヨコマメのムースにドライ生ハム

シャトー・エザ”プリンス・メニュー”

ゴルゴンゾラのチーズケーキ、牛肉のタルタルに春のキノコのマリネ
名前は長いけど、カルパッチョで巻いたタルタルはほんの2口。“春のキノコ”はシメジとエノキだった。

シャトー・エザ”プリンス・メニュー”

子牛の胸肉の煮込み、揚げパニス(ヒヨコマメのガレット)、トマトのキャラメルソース
「この味、何かに似てる」「確かに・・・何だろう?」正解は酢豚でした!

シャトー・エザ”プリンス・メニュー”

スズキのグリル、ルコラのピストゥー、サフラン風味のリゾット
Bar/スズキはフランスでも高級魚。美味しかった。

シャトー・エザ”プリンス・メニュー”

デザート:チョコレートケーキ、ブルーベリーとトンカマメ、ブルーベリーのソルベ・・・なぜか写真がなくてごめんなさい。

コーヒーと一緒に現れたお砂糖の串刺しアート!大きさも微妙に違う。
・・・よく考えると、下のを取りたい人は、上を外して取るわけだから、あまり清潔じゃない。

シャトー・エザ”プリンス・メニュー”


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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