世界で一番長いクラス会:エピローグ

海水浴が目的でなければ、コート・ダジュールは内陸のホテルのほうがいい、と発見。海辺のホテルは部屋が狭く、機能的なだけで魅力に乏しく高い、ことが多い。
最後の日。そういうわけでニースのホテルは避け、ニース空港に近いカーニュ・シュル・メールに泊ることにした。まだ行ったことないし、と楽しみに、細い山道を(ミニバスで!)登っていくと、なんか見覚えが・・・前の夏に夫と娘と汗だくになって歩き回った村だった。自分で予約しておきながら、方向音痴だとこういうことになる。

Haut de Cagne/カーニュ高台というその村は人口650人。丘の上から下の町まで小型バスが巡回していて、買い物に行く住民や旅行者が利用している。下りはジェットコースターのようで、思わず2周してしまった。

歩行者用の道もこんな坂。住民はいい運動になるだろう。果たしてバスに乗ってきた住民は太った人が多かった。

カーニュ・シュル・メール

お城の広場にあるホテル・グリマルディは部屋が5室の小さなホテル兼レストラン。予約のとき「じゃ、ホテル全部予約」と言ったら「じゃ、おまけしよう」と30%以上オフにしてくれた。

カーニュのお城。旗のせいでディズニーランドみたいだけど、中世のお城。

カーニュのシャトー

屋根裏は大きなスイート(こんな部屋に住みたい!)、これが120ユーロ。

カーニュ、ホテル・グリマルディ

カーニュ、ホテル・グリマルディ

暮れ行く日を眺めながら、みんなでビールを飲んだ。

カーニュ夜景

カーニュ夜景

ホテルのレストランで晩ごはん。ご主人お薦めの、生ハムやモッツァレラ、赤ピーマンのマリネ、フォアグラまでのったオードブル。

オードブル

シャトー・エザの“エノキダケと酢豚”、国道沿いのお客のいないレストランで食べたクスクス、シャンパーニュの村の食堂で食べた田舎料理(日本人が大勢で来た、という噂が村を駆け巡ったとか)・・・みんなでワイワイ食べたご飯、命がけ(初日だけ)のドライブ、話が尽きずあっと言う間に過ぎていった時間は、かけがえのない思い出になった。
友人のひとりが「クラスメートが本当の友達になった」。ほんと、その通り。

世界で一番長いクラス会も、それぞれおうちに帰る時間が近づいた。翌朝、ニースからパリへ、数時間後にはロワシーへ(その数時間に男性3人の買い物につき合い、“ばら撒き用おみやげ”のダイナミックな買い方にびっくり)。
みんなと別れるとき、両頬にキスする習慣が日本にないのを残念に思った。ギョッとされそうでしなかったけど、触れ合うことで伝えたい感情がある・・・
友達を乗せたタクシーが遠ざかるのを見送りながら、私はブルーになった。


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コメント
「クラスメートが本当の友達になった」ってステキですね。
たかこさんのような世界一長いではないですが、わたしも、この秋15年以上疎遠になっていた高校の同級生達に会う事になりました。卒業からは、もう20年。それぞれ、子育て、仕事、病気、親の介護といろんな事を抱えていますが、会えなかった年月を越えて友情を確かめあえたらいいなと楽しみにしています。
世界一長い同窓会、毎回楽しく読ませて頂きました。
はじめまして
ステキですね!いつもブログ楽しみにしています。

「下りはジェットコースターのようで、思わず2周してしまった」
なんて!!
たかこさん大好き!!!

Re: ひばりん様
コメントありがとうございます。
大学時代の友達との旅は、忘れられない思い出になりました。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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