事件は2013年3月20日。ドミニカ共和国のプンタ・カナ空港を、サン・トロペに向けて飛び立とうとしていた飛行機が、武装したドミニカ警察に包囲された。パイロット2人、乗客2人を乗せたフランスの航空会社SN-THSのファルコン50から、スーツケース26個に入ったコカイン700kgが見つかった。
4人のフランス人-機長、副操縦士、ブローカー、乗客-は全員「スーツケースに何が入っているか知らなかった」と無実を主張したが、そんな主張が通るはずもなく、ドミニコ共和国裁判所は禁錮20年の刑を言い渡す。
この事件は『Air cocaïne/コカイン・ジェット』事件と名づけられた。

彼らは15ヶ月のムショ暮らしの後、2014年6月から仮拘禁が認められ、監視つきの住宅で暮していた。ところが先週、4人の逮捕者のうち、写真のパイロットの2人、パスカル・フォレとブリューノ・オドスが脱走してフランスに戻ってきた。
理由は「フランスの司法で裁かれたい」、でもどうやって逃げ出したかはノーコメント。

コカイン・ジェット事件

彼らの弁護士は「彼らは司法が存在しない国から逃げ出した。裁かれることから逃げたのではない」
ドミニコ共和国の検事は「無実なら脱走したりしない」と、国際手配をほのめかす。
外務相ローラン・ファビウスは「フランスは彼らの脱走に全く関与していない」でも「引渡しはしない。彼らはフランスで事情聴取される」
そこへ、“この事件を担当しているマルセイユの予審判事が、ニコラ・サルコジのコカイン・ジェット関与を疑っている”と、昨日のジュルナル・デュ・ディマンシュ/日曜日の新聞がすっぱ抜いた。
記事によると、予審判事は警察に、サルコジ元大統領の携帯電話2つの通話を調べるように要請。彼は同じ航空会社SN-THSのプライベートジェットを使っていて、事件の2日後も乗っている・・・推理小説もぶっ飛ぶ現実のお話。続きが待ち遠しい。


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Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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