デモ禁止に抗議するデモ!

夕方レピュブリック広場を通ったら、CRS(保安機動隊)の車が並び、武装した機動隊員がゾロゾロ立っていた。何事?と商店の人に聞いたら
「デモがあるから」
「でも、デモは今、禁止じゃない?」
「デモ禁止に抗議するデモなんだって」
「 !!!」

帰ってネットを見たら、
「11月13日のおぞましいテロ襲撃後、政府は非常事態の対策の一環として、パリと地方都市でデモを禁止した。
今後、予定されていた、テロと全く関係ない、環境保護、社会的・経済的不平等など訴えるデモは中止され、行えば処罰の対象となる。
一方、マルシェ・ド・ノエルやその他の商業的イベント、スポーツ試合は中止されていない・・・
デモ禁止は我々を護るためではなく、機動隊の出動を節約するためでもない。政府は“非常事態”を利用して、我々に猿ぐつわをはめようとしている。国民の基本的な自由、示威運動をすることを禁じようとしている・・・」
が、“デモ禁止に抗議するデモ”の主旨。
なんという屁理屈、ほとんどギャグ。

何の抗議であろうと平和的デモであろうと、人が集まるとこが狙われやすい(テロリストにとって効率がいい)。何百年も続いているマルシェ・ド・ノエルや、温暖化対策を決めるCOP21(気候変動枠国条約-国連締約国会議)は「中止すればテロリスト達の思惑通り」なので、予定通り実施になった。レジスタントの精神だ。その代わり安全警備の人員は倍増され、警官、機動隊員だって限りなくいるわけじゃないから、デモの警備まで手が回らない。小学生だってわかりそうな理屈じゃない・・・

幸いこのデモには300人くらいしか集まらなかった。それほどデモが好きなのか、よほどヒマなのか・・・

デモ禁止に抗議するデモ
photo:20mn

一方、テロ対策の協力を求めて、24日から世界を飛び回ったオランド大統領。昨夜はプーチン大統領と会談し、今朝のアンヴァリッドの犠牲者追悼式に駆けつけた。

テロ犠牲者追悼式典
photo:l'express

オランド大統領が“戦争の指揮官”になるとは、人は見かけによらない。
スクーターで愛人宅に通っていたときも驚いたけどね・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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