
郵便局に勤めるフィリップは、欝の傾向がある妻のために、コート・ダジュールへの転勤を願い出る。みんなが行きたがる、輝く太陽とコバルトブルーの海の南仏、希望しただけでは行けそうもない、と画策を練るが、それが裏目に出て、北フランスの田舎町に左遷される。
北フランス!一年中灰色の空、寒い気候、粗暴な住民、訳のわからない方言・・・という既成概念を持つ彼、欝病の妻などとても連れていけない、と単身で北の町に出かけていく。
フィリップが“訳のわからない方言を話す粗暴な住民の陰気な町”に慣れ、はまっていく様を超ユーモラスに描いた作品。
“シュティ”は俗語で北に住んでいる人のこと。ダニー・ブーンが自分の故郷への愛情を込めて作ったこの映画、北フランスで先行上映されたときは大ウケで、「地元の人がわかるギャグなのね」なんて思っていたパリッ子も、封切りと同時に大絶賛。全国で1260万の入りと予想外のヒットになっている。
観客動員数でゆるぎない1位を保っているのは『タイタニック』の2000万、フランス映画では1966年のルイ・ド・フィネスとブールヴィルの『大進撃』1700万人。『Bienvenue chez les Ch’tis』が後者を追い越して、フランス映画第1位になるだろうという噂だ。
こういう映画がヒットするということは、物価が高いとか仕事がつまらない、なんて日常を忘れて、笑いたいってことでしょうね。
フィリップを演じるカッド・メラッドが持ち味を全開してすごくいい。彼は、カッド&オリヴィエというギャグのコンビでスタートしたが、映画でのほうが「マジメ可笑しい」そのキャラが生きるようだ。
公式サイト
| ホーム |