初体験、タロット占い

オスカー・ワイルドの『アーサー・サビル卿の犯罪』という短編を読んだ。貴族の夜会の花形、ナントカ嬢が、ある晩、とてもよく当たるという手相占い師、ポジャースを連れてきた。夜会のお客達は面白がってみんな手相を見てもらう。アーサー・サビル卿も興味津々で、ポジャース氏に手を差し出した。その手を見たポジャース氏の顔が、目に見えて蒼白になる。眉が痙攣するようにピクつき、汗の玉が額に現れた。アーサー・サビル卿は突然恐怖を覚える。占い師は自分の手に何を読んだのか・・・?
この時の占い師の予言が、彼とその周囲の人の人生を大きく変えてしまう、という、とてもよくできた短編だった。

もしアーサー・サビル卿があの晩、手相を見てもらわなかったら、彼は“あんなこと”をしなかった、と思うと、占いは怖いなぁ、と。責任重大・・・

それから間もなく、友人がタロット占い師としてデビューする、と聞いた。私は占いはあまり興味がなく、雑誌の星占いも読まないほうだけど、なぜかやってみたい気になった。
タロット占いなんてもちろん初めて。私が念入りにかき混ぜると、占い師はこういう形にカードを並べた。

タロット占い

その顔が“目に見えて蒼白に”なったりはしなかったけど、「アラ、死神が出た」
見るとなるほどソレっぽい絵柄。ヤダ、まだ死にたくない!
占い師曰く、死神は再生の意味でもあるとか。何かが終わり、新しいものが生まれる徴。早く言って欲しい。

ま、そこでどんな未来が読まれたかは内緒で、また、それを丸ごと信じはしないけど・・・タロット占いは、出たカードの読み方がかなり複雑そうだ。ま、そこが占い師の力量になるんだけど。例えば、新しいビジネスを始めて楽観的にルンルンしている時(例えばの話)、近い未来にトラブルがある、と出れば、少し舞い上がりを鎮めるとか、用心するとかしますよね。
占いのそういう“使い方”はなかなか良さそうだ・・・と、帰って息子に話したら、一笑に付された。
「そんなの全然信じない!」
はぁそうですか。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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