ネズミが可愛く思えた日

うちに帰ると娘が窓に張り付いている。ナニしてんの?と聞くと、
「ほら、あそこ、ドブネズミ・・・」
聞いただけで私はけたたましい叫び声を上げ、一緒に窓から見ていた猫2匹が怖がって逃げ出した。娘の指差すほうを見ると、ドブネズミ(rat)が中庭をウロウロしている。デカイ!今まで猫が捕ってきたネズミ(souris)の10倍くらい、子猫くらいの大きさ。その上!間もなく1匹目よりやや小柄なドブネズミN°2が現れた。

ドブネズミ

目下、うちのある建物が、水道管工事をしていて、中庭を大掛かりに掘り返している。幅1.5m、長さ6-7m、深さ2m近い溝に、2度ほど落ちそうになった。職人さんたちは夕方帰るとき、溝を何枚も木の板で塞ぐ。
どうやらドブネズミたちは掘り返し中に外に出て、“門限”に間に合わず、おうちに帰れなくなったらしい。板の上を行ったり来たりしながら匂いを嗅いでいる。おうちに帰りたい気持ちはよくわかるけど-私だってさっさと帰って欲しい-板を持ち上げて、はい、どうぞ、なんていう勇気は全くない。ああ、ネズミのほうが100倍いい!と初めてネズミさんがランクアップ。

娘はすぐに窓を閉め、猫たちは外出禁止になった。あんなもの持ってこられたら、心臓麻痺だ。
「大丈夫よ、タマは怖がってたもの」と娘。
えっ !? 何でもタマは外出中にドブネズミと鉢合わせし、逃げ帰ってきたんだと。
問題はリュリュだ。野良猫だった彼は、鳩を捕ってきた前科がある。今も獲物を見るアグレッシブな目つきでネズミを追っている。

私はまた出る用事があったので、娘に見張ってもらい(見張ったってあまり意味はないけど)ネズミ2匹が少し遠ざかったときに、走って裏口から出た。帰るときも娘に電話して、現状位置を確認してから入るという始末。
夜、夫にゴミを出しに行ってもらったのは言うまでもない。

翌朝、2匹のドブネズミはいなくなっていた。
「ほんと?草むらにもいない?」
「大丈夫みたい」と娘。ほっ!
2匹は無事おうちに帰れただろうか?

追伸:
4月26日、拙筆の『ワカメちゃんがパリに住み続ける理由』(KKベストセラーズ)が発売になります。なぜフランスだったのか、どうして居心地のいい場所なのか、そしてそこでの生活や、女性の幸せについて・・・どうぞ、是非、ゼッタイ読んでください、そしてご感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。

ワカメちゃんがパリに住み続ける理由



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コメント
Re: みゆ様
ありがとうございます!ご感想をお聞かせください。
3日前、パリへの旅行から帰ってきて(バスティーユのマルシェにも行ったんですよ)、久しぶりに(すみません)たかこさんのブログを読んだら、新しい本が出版されたと知りました。さっそく、買いに走ります!!
その後、ネズミは出没していませんか??
Re: まめゆう様
バスティーユのマルシェですれ違っていたかもしれませんね!パリにいらしたときはお天気が悪くて寒かったのでは?
ネズミは無事におうちに帰ったようで、あれ以来会っていません。でもねずみ算というから油断できませんが。
本、ありがとうございます。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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