本格キスが伝染するカンヌ映画祭

11日に幕を開けた第69回カンヌ映画祭。オープニングの司会(カンヌでは“司会者”といわず“Maître de cérémonie/セレモニーマスター”という)はローラン・ラフィット。コメディ・フランセーズの役者で、映画では3枚目役が多い。ので、ユーモラスな司会なんだけど、すごく退屈そうで全然笑わないウッディ・アレンの顔がチラチラと映される。
口ひげを生やすとフレディ・マーキュリーに似てる?

第69回カンヌ映画祭 ローラン・ラフィット
photo:aufeminin

カンヌのオープニングは、審査員とコンペティション参加作品の紹介で45分であっけなく終わるんだけど、今回のオープニングが記憶に残るとしたら、カトリーヌ・ドヌーヴのこの場面。

第69回カンヌ映画祭 カトリーヌ・ドヌーヴ
photo:le huffington post

はちきれそうな黒いロングドレスの“女王”が前触れなく登場すると、観客は立ち上がって拍手。
ドヌーヴはひと言もいわず、ローラン・ラフィットに近づき、頭をグイと引き寄せ、長々と口にキスをして、ひと言もいわず立ち去った。

もちろん“演出”のひとつなんだけど、まぁ話のタネにはなるわね・・・私も、友達に「見た見た?カトリーヌ・ドヌーヴ・・・」なんて言っていたから。
ところが13日、コンペティション参加作品『Ma Loute』(ブリューノ・デュモン監督)の試写で、ファブリス・ルッキーニが、共演のヴァレア・ブルーニ・テデシ(カーラ・ブルーニの姉)に・・・
「ドヌーヴがやったなら僕だって!」

第69回カンヌ映画祭 ファブリス・ルッキーニ
photo: allociné

外国ジャーナリストから「まったくフランス人は・・・」と言われそうだ。

もうひとつの話題は、ジュリア・ロバーツ。ジョディ・フォスターの『Money Monster』で、初めて(!)レッドカーペットの階段を・・・裸足で上がった。
第69回カンヌ映画祭 ジュリア・ロバーツ
photo:Yves Herman

ドレスコードにうるさいカンヌ、去年『Carol』の試写で、ペタンコ靴の女性の入場を拒否し、アメリカのメディアに叩かれたとか。
カンヌ映画祭ガイドによると「毎晩2回、グラン・テアトル・リュミエールであるガラにはスモーキング、イヴニングドレス着用。その他は“相応しい格好”で」なので、ジュリア・ロバーツは問題なし。なんでもセキュリティ・チェックまでハイヒールを履いていたけど(足が痛くて?)その後脱いだとか。
とにかくこの美女が“口が耳まで裂ける笑顔”で現われると、何でも許されそうだ。

男性の“蝶ネクタイ着用”は義務で、忘れてくる人がいるらしく、今年Uber Nœud Papillon(蝶ネクタイ宅急便)が登場。自転車が5分で蝶ネクタイを届けてくれる。
「ブレード・ランナー」「フラミンゴ」「ブラック・スワン」の3種から選べる。

第69回カンヌ映画祭 蝶ネクタイ宅急便

カンヌ中心限定で85ユーロ。不況のせいで、フランス人もいろんな“隙間ビジネス”を思いつくようになった。よいことです・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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