Category : モード・コスメ

すっかりオイル漬けの理由

ずっと化粧水かセラム→クリームのケアが主流だったとこへ、ここ数年、色々なコスメブランドがオイルを出し、『神々しいオイル』とか『驚異的なオイル』という名前をつけて競っている。なぜ今、オイルが人気なんでしょうね・・・

一番古いケア
紀元前6000年、エジプトの女王、ネフェルティティやクレオパトラが既に使っていた、ということは太古の昔から肌への効用が証明されている。古代ローマの博物学者、大プリニウスは、アーモンドオイルがシワを防ぐと絶賛していた。
近代では1920年代にヴェレダがマッサージオイル、50年代半ばにルネ・フュルテレールがヘアオイルを出した。その後、しばらくクリームの全盛期が続く。

少量&簡単
湿った肌に3滴で十分、というふれ込み。顔の面積にもよるだろうが、使ってみるとなるほど数滴で顔中をカバー。肌が薄い膜に包まれたような感じで、その後、何もつけなくていい。めんどくさがり屋向き。遅く帰って、ローション、セラム、クリームなんかやってられるか、という時にも嬉しい簡単さ。

べたつかない
最近のオイルは成分と製法の違いで、よりリキッド。ドライオイルと謳っているようにつけ心地がサラッとしている。何が違うかというと、ミネラルオイル(鉱油)を使っていない。ミネラルオイルの代表はワセリンやジョンソンのベビーオイル。毛穴を塞いでしまうそうだ。そこで植物油。クラランスは、はしばみオイル、ランコムはアプリコットオイル(アプリコットに油分があったの?)、コーダリーはブドウ種子・・・これらのオイルの脂肪酸が肌に効く。

最初は試供品で時々使っていたのが、今ではすっかりオイル漬け。
個人的には、顔、髪、ボディに使える万能オイルより、顔専門のオイルのほうがいいような気がする。
今、毎晩使っているのは、ドゥース・アンジュヴィヌのマニフィカ。加熱せず(脂肪酸が壊れない)“一番絞り”の美容液オイル。香りがよく、これ一本ですむので高めだけど経済的。

さて(大好きな)ピンきり:
Guerlain/ゲルラン オーキデ・アンペリアル
デトックス&皮膚蘇生。ウォーター層とオイル層に分かれた美容液。120ml、195ユーロ
高すぎ。

ゲルラン、オーキデ・アンペリアル

資生堂 フューチャーソリューション LX
名前の通り、エイジングケアの最新テクノロジー。75ml、150ユーロ(日本価格は税抜き15000円)
資生堂フューチャー・ソリューションLX



Body Shop オイル・オブ・ライフ
ボディ・ショップのフェイスケア。メイクを落とした後すぐ使う2層オイル。160ml、16ユーロ
ここまで安いとちょっと考える・・・
ボディ・ショップ、オイル・オブ・ライフ

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娘がKIKOのコンシーラを買ってきた。
「なんでコンシーラが必要なの?」
「ホラ、目の下にクマがあるでしょ、これガマンできないのよ」
それが“ガマンできない”なら、私は顔中にドーランを塗らなくてはならない。

それはともかく。H&MやKIKOで安いコスメを買う娘が、「デオドラントに発ガン物質」という記事を見つけた:一部のデオドラントに含まれているアルミニウムとアルコールは有毒で、骨、血液、循環系障害の原因になることは前から知られている(・・・)シカゴ大学で、437人の乳がん患者にアンケートしたところ、「週に2回以上デオドラントを使っている」女性は、乳がんになる平均年齢より15年も早く発病していた。
その記事の結論は、デオドラントを頻繁に使う人はオーガニックを使え。
フランス人は男女ともにすごく頻繁に使う。モノプリでは幅1mくらい全部デオドラントのコーナーだ。
男性用も豊富。アルミが入ってそうなパッケージだ・・・

デオドラント

デオドラントを頻繁に使っていた娘は、その記事におびえ、「すべてオーガニックにする」と宣言。そんな突然。
でも彼女が安いコスメを買ってくると「何が入ってるかわからないわよ」と言っていた手前・・・それにこの先長い人たちは、本当に注意しないといけない。
夏前に、オーガニックのエッセンシャル・オイルに植物を漬け込んで作るDouces Angevines/ドゥース・アンジュヴィヌのサンプルをいくつか試した。数年前、コスメサロンで知ったアンジェのブランド、当時は”オーガニック”に敏感じゃなかったみたいで、今頃になって注目し始める。

ドゥース・アンジュヴィヌ

昔の薬草学に基づいて、自社菜園で育てる菫、白セージ、プロヴァンの薔薇、キズタなどをエッセンシャルオイルでマリネする。すべて手作業。今時、こんな風に手間と時間をかけて作られるコスメがあったとは(それだけに高めだけど)。植物の有効成分が十分出たところで漉されてできる美容液は、オイルよりさらっとしている。

6月に訪ねた菜園
ドゥース・アンジュヴィヌ

おでこに吹き出物が出やすい娘はプレシーズという脂性&トラブル肌用。「スローな効き目だけど、吹き出物が枯れてきた」そうで、兄貴に使われないように隠している。
目の下のシミと唇荒れが気になる私はリアを使いだした。新しいものをつけるとピリピリすることがあるけど、これは肌が受け入れている、という感じがする。

そうそう、昨日突然歯が痛くなった。歯医者はまだバカンスで来週しか帰ってこない。薬局に鎮痛剤を買いに行ったら、
「歯痛によく効くのは・・・」
「よく効くのは?」
「クローブのエッセンシャルオイルです!」
ご託宣!という口調で薬局の女性。効かなかったら困るので、鎮痛剤と両方買って、帰ってすぐクローブ(丁子)のエッセンシャルオイルを一滴。味は苦いけど、騒ぐほどでもなく、30分もしないうちに痛みが引いてきた。画期的!

食べるもの、肌につけるもの、何が入っているかわからない製品が多くて怖い。昔から伝わる薬草、オーガニック・・・やっぱりいいのかもしれない。

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ついにゴルティエ!

4月1日にグランパレで始まったジャン=ポール・ゴルティエ展(実はゴティエと発音するのに、なぜか日本ではルが入る。逆にGuerlainはゲルランだけど、日本ではゲラン。どこでルが落ちたの?)
始まった当初は予約も取れないほど盛況で、「少し待とう」といっていたら案の定忘れて、気がついたら後1週間!
最後でまた混むかと思ったけど、どの時間帯も予約できて、待たずに入れた。のはいいけど、中はかなりの混雑。しかも、ファッションには全く興味のなさそうなオジサン・オバサンがたくさんいる。モードはフランスの国家財産のひとつだからだろうか?そのオジサン・オバサンたちがさかんにタブレットで写真を撮っている。
ちなみにフランスではタブレットは若い人にうけないで“若く見せるための小道具”として年配の人が買っている、と自分も買った夫が言っていた。

さて、話を戻して、ゴルティエといえばマリニエール(マリンシャツ)。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

レースをあしらったTシャツドレスが欲しかったっけ、とマネキンたちの前に立って・・・なんかヘン。
なにが?とよく見ると、マネキンたちの表情が変わる。
その中にはゴルティエさんのマネキンもいて「私のエクスポにようこそ・・・」みたいなことをしゃべっている。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

ひゃーどうしてこんなことができるの?この人たちロボット ?! 視線や口元が微妙に変わり、暗闇で出会ったら、怖そうだ。

このエクスポは、カナダ、モントリオールのボザール美術館の発案で、アニメーション・マネキンはカナダのThéâtre Ubuが作ったそうだ。エクスポはその後、ダラス、サンフランシスコ、ストックホルム、マドリッド、ロッテルダム、NY、ロンドン、メルボルンと回って、ようやく母国に戻ってきた(東京へは行かないの?)。
1970年~2013年のオートクチュール&プレタの作品がテーマ別に展示されている。イマジネーションとユーモアに溢れ、作るのも高度のテクニックが要りそうな服ばかり。でも、どうしてふつうの人が絶対着て出かけられないような服ばかり作るんだろう?

花嫁が胸をはだけていいものか?

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

結婚は墓場?

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

豹の3枚開き!幸い本物じゃなかった。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

マドンナやミレーヌ・ファルメールのステージ衣装や、映画の衣装(リュック・ベッソン『5th Element』、アルモドヴァール『キカ』・・・)にはピッタリだけどね。
自分に着れそうなのは結局マリンシャツだけ。でもモード好きには必見のエクスポ。お急ぎください!
8月3日まで
入場料:14.5ユーロ
16歳未満:1ユーロ
16-25歳:10.5ユーロ

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春近し、綺麗にしなくちゃ

アイラインやシャドウが2時間と持たないという厄介な目。アイラインは線が途切れ、左右不対照になったり、下瞼についてタヌキのようになってたり・・・とブツブツいっていたら、娘が
「瞼のベースを使えばいいのよ」そんなものがあったの?
ある日一緒にセフォラに行く。彼女のお薦めはUrban Decay/アーバンディケイのEyeshadow Primer Potion

アーバンディケイ

オリジナル(透明)、マット、シャンパン(少しキラキラ)、アンチエイジの4種類があって、オリジナルにする。
早速使ってみたら、なるほど持つ!成分を見ると聞いたこともないものばかりで、つまり何が入っているのかよくわからんのが難。日本は海外通販のみ?

Urban Decayは名前さえ知らなかったけど、20年前に生まれたアメリカのメイクブランド。ブランドを有名にしたのがこのパレットで、娘が「いつか買いたい夢のパレット!」だそうだけど、
アーバンディケイ パレット

3色パレットでも使わない色があるのに「こんなたくさんの色、どうするの?」と聞いたら、シンジラレナイという顔をされた。

Sothy’sのプランピング・リップバームも最近発見。手放せなくなった。

ソティス プランピングリップバーム

透明なリップグロス&保湿バーム。ルージュの上にグロスとしてつけたり、下につけると唇が乾きにくくルージュが長持ち、単独だと自然なグロスと1本3役。ふっくらさせるヴォリュームアップ成分が入っているとか。もともと「口紅がふつうの人より早くなくなるでしょ?」とか、息子には「もしかしてアフリカの血が混じってない?」と言われる唇なので、これ以上膨らんだら困る!と懸念したけど、その心配は全然なかった。ソティスジャパンにはこれから入るのでは。

コーダリーのプルミエ・クリュ・レリクシール
コーダリー プルミエクリュ レリクシール

コスメ試供品はいろいろ送られてくるので、あまり驚かなくなっているけど、これはちょっとびっくりのエリクシール(冠詞がついてレリクシール/l’elixirになっている)。オイルと美容液の中間というふれ込み、なるほどオイルよりサラリとしていて、数滴で十分。皮膚に薄いヴェールをかけたように、触るとすごくスベスベで自分の肌じゃないみたい。使い始めたばかりで、効果のほどは(弾力が増すとか)まだわからないけど、付け心地は画期的で、メイクの乗りが違う。

夕方6時頃の空が、少し明るい青になっていた。春近し。マフラーに埋めていた顔を綺麗にしなくちゃ・・・

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Noseという香水専門店に行ったとき、そこの“香水コンサルタント”の男性が、「日本人の香りの趣味は独特なので、アドバイスがなかなか難しい。“控えめさ”が大切なポイントだ」と言っていた。たしかに。
通りすがった女性の香りに振り返る、ということは東京では殆どない。その代わり、隣の人の強い香水で頭痛がしてくる、ということもない。

もともと香水は、あまり身体を洗わないフランス人がその匂いを隠すためだったのは周知の通り。
16世紀、ヴェルサイユ宮殿では、滅多にお風呂に入らない人たちが、強い香水をバシャバシャつけて歩き回っていたというから、想像しただけで頭痛がする。その“お風呂に入らない体臭”がセクシーでさえあった。アンリ4世が愛人に言った『今から行くから、身体を洗わないで待っていろ』は有名だ。

過去のことはいいとして、今でも毎日シャワーを浴びない人が5人に1人、石鹸の消費量はイギリス、ドイツに比べて半分。私の義母は「シャンプーは月に一回美容院で」だった。
毎日お風呂に入る日本人に比べて、強い香りが好まれるのは、伝統だけでなく必要なのだ。

ところがところが。最近プレゼントされた日本の柔軟剤ではそれが逆転。控えめなフランス製に比べて、香水に近い香りがする。スーパーにあるフランスの柔軟剤といえばSoupline。商品名が柔軟剤の代名詞になっている。
Grand air(外気) Lavande(ラヴェンダー) Fleur de muguet(スズランの花)の3種が出回っているけど、控えめというより殆ど香りがない。“外気”から“スズラン”に変えても、誰も気付かないくらい。
ボトルの形は変わっても、中身はあまり変化・進歩が見られない分野だ。
フランス柔軟剤Soupline

Lenorと書いてレノアと読む日本の柔軟剤は、朝のInnocent、夜の Sensualがあって、どちらもけっこう凝った、主張のある香り。イノセントは爽やかなフローラル系、センシュアルはヴァニラとムスク、甘さのある香り。シャンプーかと思うお洒落なボトル。”知らなかった日本製品”がまた増えた。

パルファン

使用者の感想の中に「香りが強すぎる」というのがあったけど、そうかなぁ・・・これを使えばランジェリーの引き出しにラヴェンダー袋など入れなくても良さそうだ。友達に嗅がせたら、「いい匂い、アタシは好き」と言っていた。

パリのホテルをイメージして調合されたとか。パリでホテルに泊まることはないけど、高級ホテルのリネンは確かに肌触りがいいし、香りもいい。2リットル入り5ユーロの柔軟剤なんか使っていないだろう。
レノアもそれなりに高そうだから、夫や息子の靴下やパンツにはもったいない。私と娘のランジェリー、シーツやバスタオル専用にしようと決めた。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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