長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
パンク・オペラ『ジタンの時代』
DATE : 2008-03-25-Tue Comment 0
temps des Gitans

昨年、バスティーユのオペラ座でヒットした『Le Temps des Gitans ジタンの時代』がパレ・デ・コングレで再演になっている。友達がプロデュースをしているので招待状をもらい、夫と娘の3人で観にいった。自分では思いつかないスペクタクルに招待してもらうと、とても有難い。

ジプシーのペランは私生児で、障害者の妹がいる。2人はマケドニア(旧ユーゴスラヴィア)のスラム街でおばあちゃんに育てられる。隣の娘に恋したペランはたくさんお金を稼いで、結婚しようと決める。しかし美味しい話に乗って彼が始めた仕事は、如何わしい闇取引と子供売買。全く望まなかった世界に閉じ込められたペラン、夢に見たヨーロッパの文化は程遠い・・・という筋は、帰ってからサイトを見て知ったもの。観終わったあと、「ストーリーは全然わからなかったけどよかった」というと「僕もわからなかった」と夫。唯一娘だけが、大体理解していたと判明した。

エミール・クストリッツァが1989年に映画化したものをオペラ化したもので、演出はやはりクストリッツァ、自称パンク・オペラ。
明るいのにメランコリックなジタンの音楽、アヒル(本物の)が歩き回りアコーディオンが流れるスラム街は、ごちゃごちゃしているのに調和があり、絵画を見るようだ。そしてダンスも、よく見るとみんな好きなように踊っているように見えながら、まとまりがある。
50人を超える出演者はみんなセルビアとコソボから来ているそうだ。

私の観た初日は満席だった。ポルト・マイヨーのパレ・デ・コングレで、3月30日まで。
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今日は深刻な話題・・・
DATE : 2008-03-24-Mon Comment 0
carte

治癒不可能な、鼻孔にできた腫瘍で苦しんでいた女性、シャンタル・セビル。この類稀な病気は彼女の顔を変形させただけでなく、嗅覚、味覚を失い、昨年末から目も見えなくなっていた。そして針で刺されるような絶え間ない痛み。その痛みに耐えかね、家族も同意して、彼女はディジョンの裁判所に安楽死の許可を願い出た。

フランスの法律では、治療や投薬をやめる「消極的安楽死」は2005年から認められているが、致死量の薬を与える「積極的安楽死」は禁じられている。政府は、法律を改定するつもりは全くない、と発表し、ディジョンの裁判所はシャンタル・セビルの嘆願を却下。17日のことだ。
これをきっかけに安楽死の是非をめぐって全国的な論議となる。

政府が態度を変えない中で、ベルナール・クシュネールだけがシャンタル・セビルを擁護する発言をする:もし彼女が自殺という手段を選べば、家族の苦しみは計り知れない。法律に例外を認めるべきだ。

現外務大臣のクシュネールは、国境なき医師団の前責任者であり、かっては厚生大臣だった。

19日の水曜日、シャンタルが死亡しているのを娘が発見。医師は自然死の可能性は少ない、と発表。彼女の体内に残っていた薬物の分析には何日かかかるので、死因はまだわかっていない。

死ぬことに手を貸すのを認める、というのは最も難しい決断だ。今回の論争の中で「末期がんの患者で、家族も同意すれば、医師が“手を貸す”ことは現に行われている。裁判所の判決は偽善的」という意見が目立った。

ヨーロッパの地図で、赤く塗られた国が安楽死を禁じ、オレンジが「消極的安楽死」のみ認め、グリーンが全面的に認めている国(オランダ、ベルギー、スイス、スウェーデン)。
そういえばWIKIPEDIAでフランスが安楽死を認める国の中に入っていたけど、2005年のレオネッティ法は、他のオレンジ色の国同様「消極的・・・」しか認めていません。


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花屋大繁盛のバレンタイン
DATE : 2008-02-15-Fri Comment 1
St Valentin

バレンタイン・デーは恋人たちのお祝いだけど、男性が贈り物をするのが普通だ。アメリカでも男性の贈り物が女性のそれの2倍だとか。
つまりですね、バレンタインは女性が恋を告白する日で、贈るものはチョコレート、というのは日本だけで、どこかのチョコレートメーカーがでっち上げたことだと私は確信する。

フランスで男性が贈るものの1位は花。昨日うちに帰る途中で、花屋の前にできた男性の行列にびっくりした。これで手ぶらで帰ってきたらタダじゃおかない、と思っていたら、ちゃんと薔薇を買ってきた。
やっと体重(目下100kg!)を落とす決心をした夫に、私が贈ったのは“脂肪を落とす”というハーブティーとお洒落な容器に入ったダイエットシュガーであった。
花の次はディナー、香水、ランジェリーなどが上位だそう。

前の晩眠れないほど興奮していた娘は、何ももらわず、その代わり「興奮しすぎ」と先生から注意されてダブルにしょげて帰ってきた。年頃の息子に「何かもらった?」と聞くと「男が贈るもんだろ」「じゃ何か贈った?」「まさか」。彼によるとバレンタインは「ガキとおじさん、おばさんが騒ぐモン」らしい。
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飛んでくる卵にご用心
DATE : 2008-02-06-Wed Comment 0
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今日はマルディ・グラ。子供たちが仮装して卵や粉を投げ合い、クレープを食べる日。娘は“ゴスロリに仮装した”といいながら、いつもと変わらない格好ででかけた。学校(中学)の帰りに、卒業した小学校に寄ってクレープを食べるんだそう。

このMardi Grasマルディ・グラ、 長い間“卵をぶつけられないように気をつける日”くらいにしか思っていなかったけど、実はなかなか奥が深い。
Mardi Grasは、復活祭に続くカトリックの祝日のひとつで、“太った火曜日”と訳したくなるが、肉食の火曜日という意味。翌日の水曜日は、“灰の水曜日”と呼ばれ、復活祭の前日まで続く節制と償いの期間(カレーム)になる。この間、断食まではいかないけど肉を食べない習慣があった。で、この肉なし期間に突入する前日が、肉食の火曜日Mardi Grasで、昔はカーニバルをやって祝った。カーニバルの語源は、ラテン語で“肉を引っ込める”という意味だそう。今年は復活祭が3月23日なので、なんと1ヶ月半以上、肉を食べなかったということ。肉食人種フランス人には辛かったらしく、今ではすたれた習慣。

子供たちは家々を回って卵や粉、砂糖をもらい、クレープを作ったが、今ではそれが投げ合いになっている。この日、学校近くの商店では子供に卵を売らないことにしているとか。
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サルコジ大統領&カーラ・ブルーニ結婚!
DATE : 2008-02-04-Mon Comment 0
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1月はじめ、カーラ・ブルーニとの結婚式の予定をうるさく問いただすジャーナリストたちに、「あなた方が知るのは、結婚式が終わったあとだ」と答えたサルコジ。その通り、2日の土曜日の朝、エリゼ宮で極秘に結婚式を挙げたことが判明。
カーラは白いドレス、大統領はクラシックなスーツ姿で、2人とも感動の面持ちだった、と式を挙げた8区の区長が語った。

在任中に結婚するのは仏大統領初めて、在任中離婚したのも初めて。そして芸能人のファーストレディも初めてのこと(カーラは歌手業を続けていけるの?)
週末に行われたアンケートでは、大統領が私生活を公開しすぎる、と感じる人が76%に達し、憲法評議会長のジャン=ルイ・ドゥブレは「大統領という責任ある立場に相応しい、私生活における節度を持ってほしい」とチクリ。
前途多難な新郎・新婦。でもShow must go on…
写真(C)AFP
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