Category : パリ雑記

急に不機嫌になった訳

パリでは珍しいこの青空、この暑さ。地下に潜るのはもったいない、とバスに乗ることにした。
音楽を聴きながらバスで行く、ご機嫌!ところが乗ったとたん、Navigo(定期)を忘れてきたことに気づく。昨日の夜帰ったとき、ブルゾンのポケットに入れていたんだ。でも取りに帰っていたら大幅に遅刻する。キセル摘発の職員が乗ってくる可能性はどのくらいだろう?・・・
なんだか悪い予感がして切符を買うことにする。買って座ったとたん、他のお客と一緒に2人のキセル摘発係が乗ってきた。
その時、機械で切符にパンチを入れるのを忘れたことに気づいた。

こういう感じで、どこからともなく現れる。

maxresdefault.jpg
photo:youtube

そこでお客を掻き分け、ダッシュして機械まで走ればよかったんだけど、反射神経は私の持っていないもののひとつ。
ヤバい、と思ったとき、摘発係はすでに目の前にいた。
「あのーパンチを入れるのを忘れて・・・」
「それも罰金対象です。35ユーロ」
「でも切符は買ったのに・・・」
「同じことです。なんで払いますか?」
「今日は稼ぐぞ!」と決めたらしい摘発係は交渉の余地なし。

前に捕まったのはフランの時代、だから15年以上前?当時たしか70フランだったから3倍に値上がりじゃない?上げすぎ!
うちに帰って怒りをぶちまけると(ま、自分が悪いんだけど)果たして、
「すぐ機械まで走ればよかったのに!」
次回から心がけます・・・


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エールフランスのせい?

一年に一度、JALでパリに来る友人が「マイレージ使ってビジネスで来れちゃった」というのを聞くと、エールフランスのマイレージに原因があるのでは? と思えてくる。
パリ-東京を比べると、JALやANAより高い。組合が強くてしょっちゅうストをやっているし、料金だけじゃなくて、なんか“お高い”。

何年か前、娘と2人、夜11時の便で発つとき、早めに空港に行って夫と息子とみんなでご飯を食べようということになった。8時すぎに着いたら、チェックインカウンターがまだ開いていなくて、レストランに直行。ワインとってゆっくりご飯を食べて、ハタと気が付いたら10時すぎ。カウンターに駆けつけたら、エコノミーのチェックインは終わっていた。ビジネスとファーストクラスのまだ開けているので「そこからチェックインできませんか」と聞いたら「ノン」
「入り口が違うだけで同じ場所に保管されるんだから」と夫も言ってみたけど頑なにノンだった。荷物もファーストとビジネスは扱いが違うっていうの ?!

結局その便には乗れず、ひとり100ユーロ払って翌朝8時の便に乗ることに。
悠々とご飯を食べていた自分たちを恨み、エールフランスの“階級主義”を恨み、翌朝の5時起きを恨み・・・
翌朝、飛行機に乗って、ファーストクラスとビジネスクラスを横目で見ながら、自分たちの席に向かうとき、
「いつこっちに乗れるの?」と娘。
さぁいつでしょうねぇ・・・


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腹の立つマイレージ

「サンクトペテルブルクに行きたい」と前から夫がうわごとのように言っていて、ようやく実行に移すことに。
私は高校生の頃、家族と行ったことがある。ロシアが共産国でレニングラードと呼ばれていた時代。2月だったのでやたら寒かった。震えながらアイスクリームの屋台の前に行列している人たち、商品が圧倒的に少ないーコートなら1種類だけ-デパート。そしてホテル!各階にコンシェルジュのオジサンが座っていて、部屋にいると時々電話がかかってきて取ると切れる。
「おとなしく部屋にいるかどうか確かめるため。コンシェルジュはスパイが多い」と通訳の人に聞いた。後から通訳・ガイドも大部分スパイと聞いた。寒い国のスパイたち・・・

だからあんまりいい印象は残っていないけど、私が選ぶと南の国ばかりになるので、たまには北もいいか。ロシア通の友人に「ヘルシンキまで飛んでそこから鉄道でサンクトペテルブルクに行くといい」と言われ、7月は混みだすので6月に休みを取ろうかと、飛行機を調べる。
パリ→ヘルシンキ、帰りはサンクトペテルブルク→パリをGo Voyageという価格比較サイトで見たらひとり往復591ユーロ。エールフランスのサイトで見るとほぼ同じ料金。じゃマイレージ持ってるから(2万1480マイル)エールフランスにしよう。

ところがメニューにSaint Pétersbourg がどうしても出てこない。電話するとわりとすぐに生身の人間が現れて「LEDと打てば出ます」
そんな業界略語、知ってるわけないじゃない。
ついでに日程を言って一緒にやってもらったら、
「往復2名、837ユーロです」
「 !!私の画面では1293ユーロと出ているのになぜ?」
「私の画面では837ユーロです・・・アララすみません、1か月間違えていました」
「・・・・」
つまり7月のほうが安いってこと。バカンスに入って料金が上がると思ったら、エライ間違い。第一1293ユーロなら東京往復できる。
電話を切って日程をずらしたら、希望の日取りで往復2人877ユーロがあった。今度はFlying Bleu(マイレージカード)に電話したら、延々と音楽を聞かされ誰も出てこない。受話器を置いて他のことしなかったら、とっくに切っていた。15分は待ってようやく出てきた男性に、
「877ユーロの一部をマイレージでカバーできます?」
「少々お待ちを・・・できません」
「!?」
「パリ→ヘルシンキ1人分ならカバーできますが、そうすると帰りが高くなって合計同じくらいになります」
全然わからん理屈。でも訳を聞くのも疲れた。前にパリ⇔ニースをマイレージで買おうとしたら、空港税は別、チェックインのバゲージもカバーできない、と結局同じくらいの料金になってキレたことがあったし。
「マイルを溜めることに何の意味があるんでしょう?」とワタシ。
「もっと近い、ヨーロッパの国に行くとか」
「ヘルシンキはヨーロッパですけど」
今度は向こうが黙る番だった。


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同じ建物に住んでいる男の子、「動物愛護協会に送るから寄付して」と見え透いたウソでお金をせびりに来たロベールがベルを鳴らす。
「あのね、お母さんが買い物に行ってるんだけど」
「?」
「2ユーロくれないかって」
「お母さんが私に2ユーロ借りてきてって頼んだの!?」
彼のお母さんは、私がボンジュールと言っても返事をしない。だから「もうちょっとマシなウソつけないの?」と言いそうになって、そのセリフはまずい、と引っ込め、
「そんなの私が信じると思う?お母さんが聞いたら怒り狂うわよ」
ロベールは一瞬考える顔をしてから脱兎のように走り去った。
ちょっとまだ話は終わってないのに・・・

その後、ロベールの姿を探したけど、会いたくないときはしょっちゅう会うくせに、会いたいときに限ってすれ違わない。やっと捕まえたのは10日も後。見え透いたウソも忘れているかも。
「この前、2ユーロ貸してって来たでしょ」
と切り出しただけで「さよなら」と行きかけるロベールを、まぁ待て、と押しとどめ、
「もし君が単純に2ユーロちょうだいって言ったなら、私あげたわよ」
「?」
「だってお母さんに頼みたくないときだってあるでしょ。それからもうひとつ:お母さんにはぜったい何も言わないから」
ロベールは初めて私の顔を見て、OKと駆け出していった。毎日、2ユーロと言い出したら困るけど。

ロベールは養子で、たしかに難しい子供だけど、母親が半端ではないヒステリー。自分のうちで水漏れしていると言って、ネグリジェでうちに怒鳴り込んできたり(うちの水道管、ぜんぜん関係ないんだけど)。連日、ロベールを怒鳴る声がすごくて建物全体に鳴り響く。
例えば、夕方中庭で遊んでいるロベールを、
「もう帰ってきなさい!」と母親が窓から叫ぶ。ロベールは完全無視。
3分後。「ロベール !! 帰りなさい!」やっぱり無視。
「帰らないと・・・警察呼ぶわよ!」
このセリフに住人全員が唖然とした。
「ほんとに警察呼ぶわよ、ほら、電話かけるから」
見えるとこで遊んでいる11歳の息子が帰らないから警察を呼ぶ親がどこにいる?
自分の無力を認めているということで、息子さえその脅しに乗らない。

「養子をとるには色々な審査があるのに、あの性格でよく許可されたもんだ」と夫。
他の親にもらわれていたら、ロベールの人生、違っていたかも。


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春が来た!

前の週末、バスティーユのボーマルシェ通りがブロカントになった。終わったことを書いてもしょうがないでしょ、と言われるかも。でも、このブロカントはパリのあちこちを巡回するそうなので。

久しぶりのお天気に誘われて、人がゾロゾロ。ファッション・ウィークの直後なので、業界っぽいお洒落な人にもすれ違う(この写真にはいない)。

バスティーユ、ブロカント

バスティーユ、ブロカント

なぜここにサボテンが?

バスティーユ、ブロカント

レトロな毛皮はブロカントによく出る。

バスティーユ、ブロカント

こんなのうちの物置にもある、というガラクタに混じって掘り出し物、なぜこれがブロカント?というもの(サボテン、ソーセージ、チーズ・・・)まで色々あって、見出したら止まらない。気がついたらメトロ一駅分以上歩いていた。つまり、帰るには“一駅分以上”歩くってこと。

前から、1920-30年代の脚の短いグラスを探していたら、あった!

バスティーユ、ブロカント

しかもクリスタル(指ではじいてピーンと音がしたら本物)。右側のグラス、6個で35ユーロを30ユーロにしてくれた。

うちに帰って「ブロカントだ」と騒いだら、娘が「あたしも行く行く!」と、遊びに来ていた友達を引き立てて出かけていく。
彼女はサボテンを4つも買って帰ってきた。

こっちは昨日通ったモンソー公園。滅多に来ない地区に用事があって、滅多に入らない公園を横切ったら、あ、桜!

モンソー公園

ようやく春、と嬉しくなる。うちでは猫たちが陽だまり争奪戦を繰り広げている。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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