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暇つぶしフランス語

春の隔離の時、フランス語綴りのオンラインレッスンに登録して、アララ、間違って覚えていた綴りがこんなにあったのね、とびっくり。毎日送られてくる問題に回答して送ると、すぐ点数と正解が送り返されてきて、9割はできている、と思っても現実は厳しく、前日よりいい点取りたくてちょっとズルしたり・・・と楽しかった。

そのサイトの番外編で、フランス語の(突拍子もない)イディオム解読というのがあった。
例えば:
Se prendre un râteau
Râteauは熊手。文字通り訳すと「熊手を受ける」、本当の意味は「口説こうとして失敗する、ふられる」。知らなかった。
起源を調べてみたら、庭師が運悪く熊手の上を歩き、立ち上がった柄で殴られる、というギャグがモトという説。ちょっと苦しくない?

Poser un lapin

lapin-v2.jpg

これはよく使われる。暮らし始めた当時は文字通り「ウサギを置いていく」と取って、「で、そのウサギ食べたの?」と聞いて笑われた。意味は「約束をすっぽかす、待ちぼうけを食わせる。」

Etre fauché comme les blés
Etre fauchéは「文無し」という意味で日常使われるけど、comme les blés(麦みたいに)がつくと、一文無し、すっからかん、という意味になるそうだ。
これは起源がわかりやすい:文無しの人と、麦がすっかり刈り取られて何もない畑のメタファーですって。

Courir sur le haricot

haricot-visage-3.jpg


インゲン豆の上を走る→ウンザリさせる、困らせる。
19世紀、Courir(走る)には“うるさがらせる”という意味があり、haricotは足の指の俗語だったそうだ。・・・という全然納得できない起源説。
インゲン豆の表現では「C’est la fin des haricots=万事休す、世界の終わり」がよく使われる。
一世紀前、寄宿舎で食料がないとき、生徒たちにインゲン豆を配っていた(ほんとに?)。
そのインゲン豆さえ底をついた=万事休す、が起源。これは納得。

また“知らなくてもいいこと”を調べて、時間が経ってしまった・・・


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反ワクチン派の(屁)理屈

フランスはガボンと並んで、世界で最も予防ワクチンに懐疑的な国である、の図。
日本は5-10%

反ワクチン派の国

なんでそうなるか?

理由1:ワクチン接種は重病を引き起こす危険がある。
1990年以来、B型肝炎やヒトパピローマウイルスなど、数々の予防ワクチンが「神経病や自己免疫疾患を引き起こす」と告発された。
しかし、“ワクチン接種をした人”と“しない人”のグループを比較したところ、前者に自己免疫疾患が多いという結果は出ていない。でも“悪い印象”は残った。

理由2:ワクチンの副作用は数多いにも関わらず過小評価されている。
「何百万人という人達が予防ワクチン接種を受けている。その多くは何の副作用も訴えていない」と細菌学専門医。接種の“反応”は多くの場合、注射した箇所の痛みと発熱に限られる。これは免疫システムが作動し始めた証拠。ワクチン接種をしないで伝染病に罹るほうがずっと危険」
おっしゃる通り。

理由3:ワクチンに入っているアルミニウムが有害
筋肉神経病の専門医が著書に「ワクチンの補助成分として使われるアルミニウム塩は、神経病や慢性疲労の原因になり得る」と書き、反ワクチン派を喜ばせた。
この説は2013年に公共衛生評議会で否定される。
「今日の科学データでは、アルミニウムを含むワクチンに害があるとは言えない」どころか「免疫生産を刺激するのに最も有効な補助剤」

理由4:ワクチンは薬品研究所を富ませる
わー出た!コロナ陰謀説のひとつに「大薬品ラボラトリーが仕掛けた」というのがある。
ひとつのワクチンを開発・商品化には1千万~2千万ユーロかかるそうだ。それが高いのか妥当なのか・・・判断する知識はゼロだけど、これまでワクチン開発には8年~10年の月日が必要だったのを考えると高くつくであろうと。
そう、陰謀説派と反ワクチン派はかぶっている。

理由5:乳児の身体は11種の予防ワクチンを受けるには脆弱すぎる
8種のワクチンが生後2か月から18カ月の間に義務付けられている:ジフテリア、破傷風は生後2~4か月、麻疹・風疹・オタフク風邪は12~18カ月と散らばっている。赤ちゃんは脆弱だからこそ、予防接種をせずにこれらの病気になったら遥かに危険ではない?

いつの世の中にも屁理屈を言う人はいるけど、もしコロナの予防接種をする人が人口の半分だけだと、
「集団免疫になりませんから、説得するのが大変です」
と免疫学の専門医が言っていた。前途多難・・・


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ワクチンレース始まる

先週、アメリカの大薬品グループPfizer/ファイザー&ドイツのBioNteck/ビオンテックのコンビが「ワクチンが出来た!」と発表し、コロナの未来に希望の光。90%という予防率は素晴らしいけど、マイナス60度で保存しなければならないのが欠点。

間もなくロシアのインスティテュートGamaleyaも「ワクチンが出来た」。92%の成功率と張り合う。

16日にはアメリカのModerna/モデルナというバイオテックが4週間間隔で2回の投与のワクチン。94.5%の予防率。
なんだかセリみたいになってき。
ファイザー&ビオンテックがマイナス60度保存だったのが、モデルナ製はマイナス20度で運搬、その後は冷蔵庫(2~6度)で30日間保存できるのが強み。
フランスは超大型冷凍庫を何十台も購入したらしいが、もう少し待てば常温保存が現れるかもしれない。

モデルナはアメリカ政府から25憶ドルの支援を受け、その代わり1億個のワクチンを約束している(日本の報道とは数字がちょっと違う)。アメリカ以外では、カナダ、スイス、日本、イスラエル、カタールと契約を交わしていて、EU諸国とは交渉中(出遅れた?)

順調に行けば、Modernaのワクチンは「今年12月にアメリカ市場に出せる」。
これは前代未聞の速さで、これまでワクチンの開発・承認には平均8年かかっているそうだ。

新型コロナ ワクチン
photo:AFP

フランス市場へは来年の1月、という話だけど、喜ぶのは早い。
11月12日のアンケートによると、フランス人の2人に1人が「コロナのワクチン接種はしない」。
絶対する:14%
多分する:36%
多分しない:29%
絶対しない:21%
と見事に真っ二つ。
「絶対しない」人たちの15%は「あらゆるワクチン接種に反対」だ。
マスクや密着禁止など“お達し”に反抗するのが得意な国民ではあるけど、コロナに関しては「勝手にしろ」では済まされない。半数しか接種しなかったらワクチンの意味がないじゃない・・・


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ヨーロッパで薬屋が一番多いのがフランス、というのはは知っていた。全国平均で人口3500人当たり1件。
パリでは2500人に1件、どこに住んでいても徒歩6分以内に1件だそう。うちなんか徒歩2分の距離に2件あるものね。

「1年の薬消費量は1人当たり36箱、これには処方箋なしで買える薬、スーパーで売っている薬、サプリメントは含まれません」とINC(国立消費インスティテュート)の人がラジオで言っていた。この処方箋なしで買える薬(頭痛薬、風邪薬・・・)の中に、効かないどころか有害なものが少なくない、と。
「例えばDolirhume Pro(ドリリュムプロ)は心臓循環器に有害で心筋梗塞を引き起こす危険もあります」
「!?」
この風邪薬は“徒歩2分”の薬局に薦められたことがあるのだ。

国立消費インスティテュートは『6000万人の消費者』という雑誌を出していて、今月の特別号が『処方箋なしで買える薬のテスト』と聞いて、さっそくキオスク(徒歩5分)で買った。

60millions médocs

それによると、
前出のDolirhume Proにはプソイドエフェドリンという覚せい剤の原料が含まれている。アメリカでは1人2箱までに限られているそうだ。

喉が痛い、咳が出るというとき夫が買いたがる(食べたがる)ドロップStrepsils(ストレップスィル)は、リドカインの麻酔作用で「効いてる」感じを与えるが、プラシーボ効果のみ。だけでなく、飲み過ぎると痙攣やひきつけの危険もある(!?)。

お馴染みすぎて頭痛薬の代名詞みたいになっているアスピリンUPSAの副作用はアレルギー(喘息持ちの人の10%)と出血(鼻血とか)。さらに一錠に460㎎のソディウム(食塩1g分)含有なので、心臓疾患のある人はやめたほうがいい。

眠れないとき時々飲むEuphytose(ユフィトーズ)。Phyto(植物)だから大丈夫だろう(あまり効かないし)と思っていたら、飲みすぎると胃腸障害、皮膚アレルギー、肝臓障害の危険もあるだって。植物成分だからと安心してはいけない。

・・・などなど60種の薬がテスト&分析され、「お奨め」「仕方ない」「禁止」のアイコンがついているので、薬品の成分がよくわからなくても役に立つ。
60種の中で飲んだことがあるのは1割くらいで、その1割の中に「禁止」が半分あった。

消費インスティテュートの女性によると春のコンフィヌマン以来(予想通り)、精神安定剤、抗鬱剤の消費が増えている。でもまだ数字は出ていない。

そういえば今、ミッシェル・ウェルベックの『セロトニン』を読んでいる。主人公フロランの彼女は、パリの日本文化会館に勤めているYuzuという日本人、一日平均6時間バスルームに籠り、毎日18種のクリーム&ローションを使っている。
タイトル(セロトニンは抗鬱剤の成分)に反してユーモラス、深夜にひとり笑いしている。


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外出許可証のズル60%

10月30日以来、わたしたちは許可証が許可する以下の場合しか外出できない、ことになっている。

-自宅と仕事場、学校、研修場所の往復。テレワークではできない業務上の移動や試験。
-業務上、または日常生活に最低限必要なものの購入
-医療検査、診察、薬の購入
-病弱、不安定な家族に付き添うため、子供の世話のためのやむを得ない移動
-ハンディキャップのある人の移動、その付き添い
-一日1時間、1㎞内の個人的運動。動物の散歩。
-司法、行政上の呼び出し
―行政機関の要請で公共利益のミッションに参加
―子供の学校の送り迎え

アンケートによると2週間の間に、“少なくとも1回、許可証違反をした”人は60%。
違反の内容は、許可以外の用事で外出した(26%):4人に1人!
1時間以上出かけた(17%):これは誰でもやってない?
家族・親戚に会いに行った(23%、1回目に比べて8ポイント増)
友達に会いに行った(20%)
そして9%がセックスフレンドに会いに行った、で前回より3ポイント増。
アンケートに正直に答えた人がこれだけなら、実数はもっとあるはず。

今回はまだコントロールに出会っていない。

フランス ロックダウン

その原因のひとつとして、今回の方が国民のモラルを低下させていること。52%が「隔離のニュースを聞いてから鬱っぽい」
一日中不機嫌な顔で、ご飯を食べる時とテレビシリーズを観る時だけ機嫌が良くなる夫がその例。
昨日電話した田舎の従妹も「今度の方がシンドイ。抗うつ剤を飲むときもある」
3年前に未亡人になった彼女は、よく村の団体旅行に参加し、姪っ子の子供たちを預かったり、精力的に孤独を紛らわせていた。今は人に会えず、大きな家にひとり。彼女が落ち込むのは夫より理解できる。

ひとつは季節のせいでしょうね。陽気がよくなり、夏(=バカンス)が近づいてくる春と、長い冬に向かう今ではモラルが違って当然。冬の唯一の(?)お楽しみであるクリスマスや大晦日のどんちゃん騒ぎもできるかどうかわからない。
さらに春は「2か月大人しく閉じこもっていれば、夏にはコロナがなくなる」という期待があった。
コンフィヌマンという初めての体験はあまりに非日常的で、SF映画の中にいるような感覚さえあった。
今は、閉じこもればなくなる、とは誰も思わない。ワクチンが行き渡るまで、隔離と解除が交互に来るのでは、という暗い予感。
そして1回目コンフィヌマンの驚きもない。だから落ち込む・・・なんて落ち込みを正当化してはいけない。
田舎で籠っている娘も、東京の息子も、不機嫌な夫も、2匹のネコも元気でありがたい。
会いたい友達にせっせと電話しよう。
今夜はポトフ―の煮汁でロールキャベツを作ろう・・・ロールキャベツが”前向きな”メニューであるかどうか議論の余地があるけど。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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