毎日シャンプーはなぜ悪い?

この国で「髪を毎日洗っている」というと99%の人が「それはよくない」と言う。「今にハゲになるわよ」
「日本では朝晩シャンプーしている人もいる」なんて、信じないだろうから言わない。

なぜよくないかと言うと、皮脂は髪を保護し、保湿する。皮脂を取り過ぎると頭皮は自己防衛でもっと皮脂を出す。もっと頻繁に洗いたくなる・・・という悪循環。髪を痛めるだけではなく、ますます脂っぽくなる、という頷ける理由(一度もシャンプーしていない猫の毛の艶を見よ!)
ヘア専門家の中には「カシミアのセーターを毎日洗ったらどうなると思います?」という人もいる。

コスメやメイクの記事を読みまくっている娘は、1週間髪を洗わないという“ケア”をやった。
ポニーテールにしていたからそんなに目立たなかったけど、最後にはかなりベッタリしてきて、よく我慢できると感心。
その甲斐あってか、3日に一度のシャンプーで済むようになったとか。私はショートだからすぐにペチャっとなる。2日に一度が限度だ。
娘によると、コーヒーの出し殻が皮脂の正常化に効果がある。自然素材だし、どうせ捨てるもんだから、と試してみた。
シャンプー少々に混ぜないとパラパラしてつけにくいし、バスタブが出し殻だらけになるので一度でやめた。

一方、毎日洗うのは必ずしも悪くはない、要はシャンプーの量と洗い方による、という専門家もいる。
まずブラッシング(やってない!)して髪を濡らし、少量のソフトなシャンプーを毛根につけ、強くマッサージせずに洗う(やってる)。その後、十分にすすぐ、水ですすぐのが理想的(寒すぎ)。

そういえば日本ではシャンプーと対になっているリンスが、フランスでは一般化していない。ヘア製品の老舗René Fuetererのサイトにヘアマスク、ヴィネガー、オイルはあっても、おから入りシャンプーまであっても、リンス/Après shampooing はない。

おから入りシャンプー

私も使っていないけど、不思議といえば不思議・・・


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増える中高年男子の整形

この15年で30%増というから、大騒ぎするほど増えているわけではないけど。
パリで整形&エステティック外科をする某医師によると、ピークは40-50歳:「疲れた顔に見えたくない」。
60-75歳:まだまだ元気というのを見せたい。若い女性と再婚し-彼女の連れ子も若いから-“おじいちゃん”と呼ばれないように。あるいは、仕事を続けたいから、それに相応しい外見を保ちたい、という理由。
「もう一花咲かせたい」という理由も絶対あると思うけど、どうやら言わないみたい。
年齢に拘わらず「整形したことがわからないように」という要望だそうだ。

増えるフランス中高年男子の整形
photo:figaro madame

ではどこをどう整形するか?
40-50歳には、ボトックス少々(そういえばここ数年、ボトックス顔の男を見かけるようになった)と目。男性は目じりのシワ、垂れてきた上瞼をはあまり気にしないけど、目のクマ、垂れ下がりは直したがる。
約一週間の皮下溢血班(青あざ)+4000ユーロ。
くすみ、シワにお悩みの男性には脂肪のマイクロ注射が、顔はデカくならず、にツヤを与える。6日間の顔のむくみ+4000ユーロ。

60歳以上の年長組にはリフティング。男性は皮膚が厚めなので上手く行き、耳の中の傷跡も目立たない。ただし治癒には女性より時間がかかる、特に65歳以上は色んな薬を飲んでいる人が多いため。
3週間のむくみ+約1万ユーロ。

体型も直したい
アルコール、ソーセージやパテの豚肉加工品、チーズを減らし、スポーツをすることでお腹の脂肪は減らせる。が、問題は腰の脂肪。フランス語ではpoignées d’amour/愛の一握りという可愛い名前で呼ばれているけど、なかなか落ちてくれず可愛くない。

増えるフランス中高年男子の整形

ミニ脂肪吸収が効果的。
一か月の青あざ、コルセット着用+4000ユーロ
男性もなかなか大変なのね。


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うちの定番ピカール

うちの食卓は朝市とピカールなしには考えられない。
ピカールは特に野菜が便利。洗ったり筋を取ったりする手間なしに、蒸し器やフライパンにぶち込むだけ。野菜ミックスは付け合わせのワンパターンから抜け出せる。

例えばグリル野菜(ズッキーニ、ナス、パブリカ、玉ねぎ)のミックス。

ピカール野菜

野菜の顔ぶれはラタトゥイユに似ているけど、ラタトゥイユが夏野菜のごった煮なら、より炒め物に近い。
肉、魚、何にでもに合う。

グリル野菜のタジン風

ピカール野菜

これも夏野菜の煮込みだけど、味がより濃厚&スパイシーなので淡白な白身魚や鶏の胸肉の付け合わせに。パスタのソースにもなる。冷凍ホタテ貝とこれをフライパンで解凍している間にスパゲティを茹でる、という荒っぽい料理を時々する。
どうやら私はズッキーニやナスの夏野菜が好きなんだ。

ジャガイモのロテサリー風

ピカール野菜

ニンニク丸ごと入り、カリッとして美味しい。
一度冷凍のジャガイモ料理を買うと、ジャガイモの皮をむき切り、下茹でして炒めるなんて「やってられるか」という心境に。しかも自分で作るより美味しい。

調理していない生の魚もよく買うけど(Flétan=オヒョウ:大味、骨なし、フライに最適、Dorade Sébaste=メバル科?オーブン焼きやムニエル)日本には入っていない。やっぱり魚は冷凍じゃないものを買う習慣?そうでしょうね。

これはグリーンランドのFlétan/オヒョウ。1㎏パック23.95ユーロ・・・だから日本だったら5000円近くするかも。日本の値段は1.5掛けくらいの感じだ。

ピカール魚

調理品では小エビのタイカレー風味

ピカール

ピーマン、エシャロット、レタスのサラダにのせると本格的(?)タイサラダになる。ただし電子レンジで解凍すると海老がゴムみたいになるので、フライパンでゆっくり、片面火が通ったらひっくり返すくらいの忍耐力と気遣いが必要。でも美味しい。

アトランティックサーモンのタルタル(電子レンジはダメ)、イカリングフリットも家族みんなが好き。飽きがこない味。

・・・と書くと、ピカールから何かもらってるでしょ、と思われそうだが、20年以上ピカールの忠実な顧客なのに何の優遇もなかった。つい最近、やっとPicard et moiというカードができて、会員のみプロモーションがある。でも買い物するたびにポイントが溜まる、というのはない、片手落ちのカードだ。
ピカールは値段設定が良心的だからまあいいけど。そう、日本では“高級冷凍食品”の扱いだけど、フランスでは“高級”のイメージはないわね。冷凍食品はイマイチ美味しくない、種類が少ない、というイメージを打開した功績はあるけど。


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タカさんと食す脳死の魚

「シュマン・ヴェール通りに仏人がやっている活〆の魚屋さんがあって、なんとランチのちらしが10ユーロなんですって!」とタカさんに誘われた。
番組で知り合ったタカさんは、実はブログで順位争いをしていた『あたしだってパリジェンヌ』の筆者。
「チッ、また抜かれた」と言いながら、面白いので必ず読んでいた・・・つまり旧知の仲だった。

あたしだって噂に聞いていたEbisuというこの魚屋さん、Ikejimeをウリにしているけど、ところで“活〆ってなに?
生け簀で泳いでいる魚をお刺身にするのは“活き造り”だから別物よね、とネットで調べたら、果たして全く別物(何年、日本人やってんの ?):
魚を脳死状態にしてから血抜きをする。この方法で90%のバクテリアを駆除できる。さらに糸で神経線維を切り、腐敗の一部を食い止める。
・・・と聞くと恐ろしいけど、魚の身になってみると、船の上で何時間ものたうち回るよりはるかにラクであろう。この方法で魚は生で食べる前に2週間保存でき、血の味がしなくてまろやか、だそうだ。
さてEbisuに着くとタカさんは先に来ていて、メニューを見ると、今日のちらし10ユーロ、オーガニック鮭ちらし、オーガニック鮪ちらしが14ユーロ。
「一種の魚のちらしのほうが高いわけ?」
「オーガニックだから?」
「ちらしはやっぱり色んな魚が乗ってるのがいいわよね」
とヒソヒソ話していると、隣のフランス人2人連れにちらしが運ばれてきた。
「!?」
通常お丼に入っているちらしが、ここではそんなに大きくない深皿。
「量が少ない・・・」
「2杯は行けちゃいそう」
そこでアントレから、タカさんはあん肝のタルティーヌ、私は鮭のリエット。

初めて飲むKaguaビール。ボトルもお洒落。

パリ活〆魚屋&レストラン Ebisu

分け合って食べたところ、鮭リエットが正解。

パリ活〆魚屋&レストラン Ebisu

朝市ニシン・バーのサバのリエットに似ているけど、鮭だから味はより上品。しかも脳死の鮭・・・
今日のちらし。美味しい、海老がプリプリ。でもご飯と魚の比率がイマイチ・・・しかし10ユーロじゃ文句は言えない。

パリ活〆魚屋&レストラン Ebisu

売り場はお昼時カバーがかけられていて魚の顔が見れずに残念。
オーナーのパトリック。8区の高級和食レストラン『奥田』のシェフ、奥田さんに活〆を教わったそうだ。

パリ活〆魚屋&レストラン Ebisu
photo: leparisien

お店の人に、いろいろ聞きたいと思っていたのに、タカさんとおしゃべりに忙しく聞き忘れた。

Ebisu
30 rue du Chemin Vert 75011
営:水~土、8h30~13h 16h~19h30
レストランは12h~14h30

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朝市のニシン・バー

ビストロの定番オードヴルに“ニシンの油漬け、ジャガイモ添え”というのがある。オイルの中に泳いでいるようなニシンはすごく塩辛くて好きじゃない。青い魚は好きなんだけど。
そこへ。「フランス人はニシンの食べ方を知らん。ひとつポーランドのニシン・マリネを広めてやろう」と思い立ってくれたポーランドのオジサンがいて、パリの朝市にニシン・バーの屋台を出した。Bar à Harengs。
最初に見つけたのは夫、それ以来、毎週通うようになった。

朝市のニシン・バー

バスティーユは(木)(日)で、その他の日はポパンクール、ナシオン、ヴィレットの朝市に出している。

玉ねぎ、にんにく、ドライトマト、粒マスタード、フヌイユ(フェンネル)・・・などとマリネにしたニシンはどれも美味しくて、安くて(1kg 19.9ユーロ、 4種類買って10~12ユーロ)行列ができる人気だ。

朝市のニシン・バー

胡麻やクミンシード入りの黒パンに合う。

朝市のニシン・バー

マッシュルームや大根、エンダイヴなどのサラダに混ぜると、目先の変わったオードヴルになる。
「ポーランドではそういう食べ方はしない」とオジサン。
「ニシンと黒パンを一口食べて、冷えたウォッカをキュッとやる。だから太るんだ」
フランスではヴィネガーの入った料理にワインを合わせないけど、なるほどウォッカの“酒の肴”なのね。だから「バー」なの?

いつも買うサバのリエットが今日は売り切れ。見かけはツナのマヨネーズ和え、マスタード、玉ねぎ、ゆで卵入りで、パンやエンダイヴの葉にのせてアペリティフに出すとみんな喜ぶ。
「あなたが作ったの?」
「ふふふ・・・」

ポーランド式スモークサーモンは高温処理、低温処理の2通りがある。私は前者が好き。脂が乗っていて、塩加減もちょうどいい。

朝市のニシン・バー

写真撮ってもいい?と聞くと、わたしなんか・・・と躊躇ってから、ポケットから手鏡を取り出してチェックしてニッコリ。

朝市のニシン・バー


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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